いつもは芸能人の噂や話題が中心の当サイトですが、
今回は私が世界で一番大好きなアニメ漫画作品「キルミーベイベー」について語りたいと思います。
キルミーベイベー関連リンク
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お手ぇ!
不人気アニメだとぉ?
まさかの独立店
キルミーベイベーはカヅホ氏による漫画作品です。
現在は「まんがタイムきららキャラット」に月刊で連載されています。
「まんがタイムきららキャラット」をお読みになったことがある方ならばご存じかと思いますが、
この作品はいわゆる「萌え系」漫画を集めたものです。
キルミーベイベーもその中に含まれるといえば含まれるのですが、
この作品には萌え系らしからぬバイオレンスなシーンがたくさんあります。
そのあまりの独創的で個性的な作風からか当初はあまり注目を浴びていなかったこの作品。
DVD1巻の売り上げは初動わずか686枚という大失敗に終わり、そのまま人々の記憶から忘れ去られ……ませんでした。
この爆死っぷりを逆手に取った公式は、自虐の意味も込めてツイッターアイコンを686枚配布。この自虐ネタがキルミーベイベーファン、通称キルミストたちから好評を博します。
その後発売されたOVAは動く原作と揶揄されるほどの超低予算アニメ乍ながら、売り上げ枚数は4347枚を記録して完全復活を果たします。
公式ツイッターはアニメ放送から3年がたった今でも時たま更新されており、
中の人の本気がうかがえます。
キルミーベイベー語り
さて、作品概要はこれくらいにしてここからは私の一ファンとしての語りを聞いていただきたいと思います。
まずは主人公のやすなとソーニャちゃんの関係性について。
二人が出会った時期については作品内では公言されていません。
やすなもソーニャちゃんも「多分高校生」なので、高校でであったと考えることもできますが、
個人的にはやすなとソーニャちゃんは中学生時代から知り合いだった説を推したいと思います。
やすなとソーニャちゃんの学力があらわになるシーンは原作・アニメともにほとんどありませんが、
おそらくあの二人ならソーニャちゃんの方が学力はずっと上でしょう。
にもかかわらず二人は同じ高校に通っています。つまり、ソーニャちゃんが本来の学力よりもレベルの低い学校に通っているか、やすなが本来の学力よりもレベルの高い学校に通っているかどっちかです。
ソーニャちゃんはプライドが高い人ですから、自分の学力よりもあえてレベルの低い学校に通うとは考えづらいです。やすなが受験勉強をがんばって難関高校に入ったと考えたほうが自然です。
あの飽きっぽいやすながなぜ難関高校に入れるほどに勉強をつづけることが出来たのか。
それはソーニャちゃんと同じ学校に進学したかったからなのではないでしょうか。
ソーニャちゃんが難関高校に通うと知ったやすなは、自分もソーニャちゃんと同じ高校に行きたい一心で勉強を頑張った……そう考えるとほっこりしませんか?
そもそももしやすなとソーニャちゃんが高校時代初めて知り合ったのならば、
ソーニャちゃんはやすなよりも付き合いが長いあぎりさんの方を優先するのが普通のはずです。
しかしソーニャちゃんはなんだかんだであぎりさんよりもやすなを優先させています。
これはやすなとソーニャちゃんの付き合いが長い証拠だといえるのではないでしょうか。
キルミーベイベーは中学時代、そして高校入りたての直後はつれなかったソーニャちゃんの心を純粋無垢な心の持ち主であるやすながと化していくハートフルストーリーだったのです!
だったのですじゃねえんじゃねえの?
次にやすながソーニャちゃんに興味を持った理由について考えてみましょう。
ソーニャちゃんはやすなのみならず、すべてのクラスメイトに対してそっけない態度を取っています。
殺し屋にとってクラスメイトなどはとるに足らないどころか、
むしろ情が移ってしまってはまずい存在でもあるのです。
おそらくやすな以外にもソーニャちゃんに言い寄って行ったクラスメイトはいるのでしょうが、
そっけない態度を取られて引いていったのでしょう。
しかし、やすなだけはなぜかソーニャちゃんがいくら冷淡にあしらおうとも気に留めず、
猛烈なラブアタックを仕掛けます。
無視されても、関節を決められても、ボコボコにされても立ち上がってゾンビのごとくソーニャちゃんに襲い掛かります。
一体なぜやすなはあそこまでソーニャちゃんに対して執着するのでしょうか。
やすなにとっては金髪白人の外国人であるソーニャちゃんが珍しかったのかもしれませんが、
物珍しさだけであそこまでちょっかいを出すのは不自然です。
もしかしたらやすなはM属性の持ち主だったのかもしれません。
ソーニャちゃんにちょっかいを出されているうちに殴られ、その時やすなは何かに目覚めてしまい、
自分をボコッてくれるソーニャちゃんにひたすら絡みつくようになった……なんて説はいかがでしょうか。
あれだけソーニャちゃんに対しては執着するやすながあぎりさんや他のクラスメイトにあまり興味を持たないのは、あぎりさんを含めた他のクラスメイトがいじめてくれないからなのかもしれません。
次にあぎりさんの立場について考えてみましょう。
作中で名言されてはいませんが、あぎりさんはおそらくやすなやソーニャちゃんとは別のクラスです。
別のクラスに居るので普段あぎりさんがどんな学生生活を送っているのかはわかりませんが、
もしかしたら彼女はクラスで浮いているのではないでしょうか。
あぎりさんはかなり奇行が目立つ人です。朝から忍法を使って気に潜んでいたり、誰もいない空き教室に隠れていたり、ロッカーの中に潜んでいたり……。
あんな奇行を見せられては人も寄り付かなくなってしまいます。
あぎりさんが呼んでもないのにいきなりやってくるのは、クラスに居場所がないから……というのはちょっと寂しいですね。
ただ、アニメの騎馬戦のシーンで一人足りなかったときはやすなもソーニャちゃんもあぎりさんも他の人を誘う気が全くなかったようですし、あの作品の登場人物は実は全員孤立気味なのかもしれません。
最後に没キャラの存在について考えてみましょう。
原作では巻頭のカラーページ以外に登場しない没キャラですが、
アニメでは多少の出番を与えられました。しかしその扱いは没キャラという名前にふさわしい不遇さで、
主要キャラクターとはほとんど絡むことさえできませんでした。
ふと思ったのですが、没キャラはそもそもどういう立場にあるのでしょうか。
最初はやすなたちと同じ学校に通っている生徒なのかと思っていましたが、
よくよく考えるとどうも違うっぽいんですよね。はいている靴が違いますし、
何よりやすなたちが運動会をしている時間に校外に居て電車に乗っている以上、
同じ学校の生徒ではないと考えたほうが自然です。
もしかしたら没キャラは全く校外の生徒なのではないでしょうか。
制服は独自のルートで手に入れたもので、本来は存在してはいけないキャラクターだったのかもしれません。
さて、ここまでいろいろと考えてきましたが、これらはすべて1ファンとしての邪知であり、
信憑性は皆無です。そもそも、カヅホ神がどこまで設定を考えているのかもよくわかりません。
でもこういう原作で語られていない部分をいろいろと妄想するのはとても楽しいですよね。
こういう余計な妄想がたくさん楽しめるキルミーベイベーという作品はやはり神といえます。
kill me baby is god!
GO is not god!
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